冷笑する社怪学者と勝利するインスタ医療団
HPVワクチンと Mizuho.H 氏 第3回
そもそもさあ、ワクチンって副作用が何パーセントでリスクがあって、でも効果はあって、という判断を母親に委ねてきた歴史があるわけでしょ。いわばいのちのリスクを母親に課してきたわけだよね。そこの負担に目をつぶって、反ワクチン運動だけ非科学的だと非難するのはアンフェアだと思うの。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2016年10月1日
ワクチンって副作用が何パーセントでリスクがあって、でも効果はあって、という判断を母親に委ねてきた歴史があるわけでしょ。いわばいのちのリスクを母親に課してきたわけだよね。そこの負担に目をつぶって、
スクリーンショットを提示したのは、性格色覚W異常フニクラ氏のツイートが Mizuho.H 氏によってリツートされたことを示すためです。
アーカイブでは、リダイレクト元に Mizuho.H 氏のリツイートIDが記録されていることからも、それが証明出来ます。
日本のワクチン接種の歴史
ワクチンには、個人の感染を予防する・集団免疫を獲得する・疾病の治療目的ではなく健康な体に接種して可能性は僅かではあるけれど副反応の恐れがある、といった複雑な側面があり、母親の負担になるから義務化しよう等と単純にはいきません。
日本では、1989年にMMRワクチン(麻疹+ムンプス+風疹)が導入されたが,ムンプスワクチンの成分による無菌性髄膜炎が約500接種に1人の割合で発生し,1993年にMMRワクチンは中止された。この状況を受け,ワクチンの後遺症で苦しむ患者団体が国を相手取って訴訟を起こし,その結果,国は相次いで敗訴,賠償責任が問われることとなった。こうした社会状況の中,1994年の予防接種法改正により,接種はそれまでの「義務規定」から「勧奨(努力)規定」に緩和され,また「集団接種」から「個別接種」へと移行されることとなった。
過去・現在・未来で読み解く,日本の予防接種制度(齋藤昭彦) | 医学界新聞
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2014/PA03058_02
また、上記の引用元サイトでは、「定期接種」に比べ「任意接種」の費用負担が大きいことと、接種勧奨が行われないことによる問題点、すなわち、 任意接種ワクチンで予防できる疾患が流行している現状がある
と指摘しています。
さらに、乳幼児期に複数のワクチンを限られた期間内に接種する「同時接種」が有用であるものの、日本での「同時接種」の歴史が浅く、それに伴い医療者の間でも十分な理解が得られていない、つまり「同時接種」に対しての不安が存在すること。
「同時接種」への不安をなくすためにも,異なる病原体のワクチンが1つのシリンジに入った「混合ワクチン」に期待したいが、日本では混合ワクチンの種類が少ない点を指摘しています。
世界のワクチン情勢
Vaccination policy, https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Vaccination_policy&oldid=885299613 (last visited Jan. 15, 2022).

Vaccination policy, https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Vaccination_policy&oldid=1064533298 (last visited Jan. 15, 2022).

ウィキペディアから引用してきた表では、ワクチン接種を義務としている国は36カ国中15カ国です。
義務化していない国でも、オーストラリアとカナダでは州によって違うようです。またアメリカ合衆国ではワクチン接種が義務とはされていないものの公立学校の入学にはワクチン接種証明書が必要となるようです。
この表では、イタリアがワクチン接種義務国となっていますが、
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/11/anti-vaxxers_a_23523492/
昨年、このような報道があったことから、表中の情報がアップデートされていないのだろうと推測できます。
ワクチンをめぐる政策を政治やイデオロギーに利用しようとする動きは日本でも現在進行形で見られるところです。
移民による社会情勢の変化、人権意識の拡大、反ワクチン運動の流行などが集団免疫の低下を招き予防接種制度の見直しを迫られている。自由意志や自己決定権の尊重はしばしば予防接種の強制を受け入れない事が多い。最近の伝染病の流行は予防接種を促進するための法的措置を講ずる必要性を明らかにした。
予防接種を拒絶する人が感染症に罹った場合は、その治療コストを高く設定することで、自己決定権を尊重しつつも、反ワクチンの意志決定プロセスに影響を与えよう。
自己決定権とワクチン接種の義務化
ジョグジャカルタ原則
第18原則 医学的乱用からの保護
万人は性的指向や性同一性により医学的、心理学的治療や臨床検査を強要されない。あらゆる分類(DSM-IVやICD-10)の規定に拘わらず、個人の同性や両性への性的指向や身体とは異なる性同一性はそれ自体は病気ではなく、その意識を治療されたり抑圧されない。
国家は、(a)性的指向や性同一性を理由とした危険な治療から、それが行動や身体的外観、認知された性概念に関する文化やその他に由来するステレオタイプを理由とする場合も含めて、保護されるようにあらゆる立法的、行政的手段を講じる。(b)特に児童の体は児童の最善の利益の原則に従い、成熟に応じて十分なインフォームド・コンセントが得られるようになるまで医療介入から保護されるようにあらゆる法的、行政的手段を講じる。(c)児童が医療乱用の危険にさらされないように保護機関を設立する。(d)多彩な性的指向や性同一性を持った人々を非倫理的或いは意志に反した予防接種や治療、エイズやその他の感染症に対する抗ウイルス剤の投与も含めた医療行為や実験から保護することを保障する。(e)こうした乱用を招きかねない診療基準や計画を見直し改正する。(f)あらゆる医学的、心理学的治療やカウンセリングは直接的ないし暗示的に当事者の性的指向や性同一性を病気として治療したり抑圧したりしないことを保障する。
ジョグジャカルタ原則. (2019, February 1). In Wikipedia. Retrieved 14:50, February 1, 2019, from https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ジョグジャカルタ原則&oldid=71502941
個人の意志に反した予防接種や医療行為から保護することを保障する。ことを提言しています。
最近ここの
— ようこ (@ykamegame) 2018年9月13日
Does it work to make vaccinations compulsory?のところを読んで、予防接種はただ単に強制すれば良いというわけではないねえ、と改め認識した次第。https://t.co/mqrAYKZ4NL
フィンランドの大臣の言うことはもっともで、ワクチン義務化が接種率を上げる科学的根拠はない。
— ようこ (@ykamegame) 2019年3月20日
"No evidence" compulsory vaccinations boost immunisation rate, minister says | Yle Uutiset | https://t.co/dVxe5H9p7o https://t.co/uUuWmXhhGq
義務化しかないんだよ。といわれましても、難しいと思います。
http://blog.livedoor.jp/dannapapa/archives/3644071.html
ワクチンに限らず医療行為全てですが、決定を本人や保護者に押し付けることが良くないという批判じみたものもあります👶しかしこれは違います。人生においては0リスクではない選択は必ず生じます。これを受け止めるのは個々人の義務であり権利でもあります。
— 峰 宗太郎 (@minesoh) 2019年2月6日
同じく自己決定を尊重する立場におります👶リスクのデータはデータとして提示しないといけませんし、副反応の実態は正確に把握しないといけません。かつ、ワクチン副反応の救済制度についても周知徹底をしないといけません。厚労省窓口の周知も重要ですね。メリットだけもデメリットだけもダメですね。 https://t.co/c6jOpySraD
— 峰 宗太郎 (@minesoh) 2019年2月8日
憲法学者の木村草太氏が、自らの娘さんのことをよくよく考えて子宮頸がんワクチンをうたせることにしたとツイートしたことに対する、左側からの攻撃が猛烈で怖い。
— すの字🐷 (@tea_yokosuka) 2018年1月4日
木村さんの娘さんを心配しているのではなく、自分たちが仲間と思ってた著名人から否定されたように感じてるんだろうけど色々危うい🌝 pic.twitter.com/SLKMceyzAF
北村医師の言説を引用して、「一般国民にもわかるはず」としてしまう木村草太氏の感覚が鈍感なのは、任意接種の場合、実質的に子どもの摂取を決めるのは親、母親という現実を丸無視してるからなんですよね。逆に言えば、リテラシーの低い家庭、あるいは子どもに関心の薄い家庭はどうするのかという。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年6月6日
任意接種の場合、実質的に子どもの接種を決めるのは親、母親という現実を丸無視してるからなんですよね。
いいえ、ありますよ。子宮という臓器に、医療から介入することの権力知に対して、木村先生ほど無邪気にはなれないよね、歴史的にそれで女性はさんざん痛い目みてきたよね、すっごい痛い目みてきたよね、という話なんです。あと研究成果は成果として出しますので、ご配慮痛み入ります。 https://t.co/BdKIFzyofT
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年7月4日
子宮という臓器に、医療から介入することの権力知に対して、木村先生ほど無邪気にはなれないよね、歴史的にそれで女性はさんざん痛い目みてきたよね、すっごい痛い目みてきたよね、という話なんです。
いいえ、ありますよ。そこを切って捨てる言説が本当に可能だとは思いませんし、するのであれば単なるマッチョ言説ですね。女性の身体性を巡る専門知を肯定し、宣伝するのに、政治的に寄って立つお立場のなかにフェミニズムが入っていないことは理解しました。でもそれって、本当にそれでいいんですか? https://t.co/c8B1MZiBlb
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年7月4日
女性の身体性を巡る専門知を肯定し、宣伝するのに、政治的に寄って立つお立場のなかにフェミニズムが入っていないことは理解しました。
HPVワクチン接種に関してツイートした某弁護士先生に本筋からずれた絡みをした挙げ句、「フェミニズムが分かっていない、関心がないんですね」的なことを言った社会学者もいましたね。。。 https://t.co/9xE2NL788u
— ✨Hayato Shimabukuro✨ (@SMBKRHYT) 2018年10月15日
冷笑する社怪学者と勝利するインスタ医療団
https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/03/instagram-iryoujouhou_a_23607659/
しかしツイッターでは反ワクチンを狩れないからインスタに行くか、とかすごいなあ。典型的な暴走する自警団じゃん。クリマイか。L&Oか。CSIか。ネタか。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年11月14日
ツイッターでは反ワクチンを狩れないからインスタに行くか、とかすごいなあ。典型的な暴走する自警団じゃん。
このアカウントの医師、やはり反ワクチンや自然派バスターのノリで、よく見るタイプですね。最近、医師でインスタなどに突撃して批判するのが流行りみたいですが、自分の知らないことに対する線引きが甘いんです。@Drhimajin あと、間違いを訂正することを怖がる。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年12月11日
このアカウントの医師、やはり反ワクチンや自然派バスターのノリで、よく見るタイプですね。最近、医師でインスタなどに突撃して批判するのが流行りみたいですが、自分の知らないことに対する線引きが甘いんです。@Drhimajin


それよりも、個人、特に母親に子どもにワクチンを受けさせることの決定を強いてきたことについて、医師たちが検討するきっかけにすべきだったと思いますけどねー。そうはならなかったですねー。そして副反応は母親原因説だけが独り歩きするという。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年6月4日
特に母親に子どもにワクチンを受けさせることの決定を強いてきたことについて、医師たちが検討するきっかけにすべきだったと思います
母としてジャッジされる言葉がすごく多すぎてインスタ見ててとても辛かった。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2019年2月17日
母としてジャッジされる言葉がすごく多すぎてインスタ見ててとても辛かった。
というかさ、予防接種ってほとんど言葉の問題なんだよね。って書くと「いや科学の問題だ」と噛みつかれるんだけど、言葉と無関係に存立する科学なんて無いからね。
— MizuhoH「占いをまとう少女たち」2/26 (@_keroko) 2018年9月26日
予防接種ってほとんど言葉の問題なんだよね。(中略)言葉と無関係に存立する科学なんて無いからね。
ここまで、お読みいただいた方々にとって、この社怪学者がいったい何をしたいのか、理解できない方がほとんどなのではないでしょうか?勿論、私もその一人です。
しかし、こんな仮説を立ててみるのはどうでしょうか?女性や母親に寄り添うふりをすることによって、自分自身の立場の安全を図りつつ、とある人物への恨み辛みを晴らすために、その人物の周辺へ当てこすりを行っているだけなのではないかと…。
インスタ医療団の法的根拠
日本国憲法 第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない
医師法 第一条
医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000201_20200401_430AC0000000079
予防接種に関する基本的な計画 厚生労働省
第二 国、地方公共団体その他関係者の予防接種に関する役割分担に関する事項
六 被接種者及びその保護者の役割
被接種者及びその保護者は、予防接種による感染症予防の効果及び副反応のリスクの双方に関する正しい知識を持った上で自らの意思で接種することについて、十分に認識し、理解する必要がある。第三 予防接種に関する施策の総合的かつ計画的な推進に係る目標に関する事項
五 普及啓発の推進及び広報活動の充実
国は、被接種者及びその保護者等に対し、感染症に関する情報、予防接種の効果、ワクチンの有効性及び安全性、副反応のリスク及び副反応を防止するための注意事項について、普及啓発の推進を図る。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kihonteki_keikaku/index.html
場 外 乱 闘
このブログ蒲田さんだったんですね?
— ᛋᛁᛒᚣᛚ (@Sibyl_8379) 2019年2月19日
で、今度は本城さん ( @honjo_tatsuya ) に八つ当たり
🎼 セミの声を聞く度に~ 🎶
「八つ当たりの女王」なんつって~ pic.twitter.com/J8cQjfkPnu
https://togetter.com/li/1323496
ブログ「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」について、なぜか巻き込まれ、間違いが明らかになった経緯のログ橋迫氏がこのブログを書いたのが私だと断言した際のスクショはこちらから https://togetter.com/li/1320857
つわものどもが夢の跡
例によって橋迫氏のツイートは削除されました。 https://t.co/876wytVx5w
— 蒲田 典弘 (@lets_skeptic) 2019年3月12日
「「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」に関する橋迫氏の憶測が解決したログ」https://t.co/JtFJQya2zz にコメントしました。
つわものどもが夢の跡 - アーカイブ
- 社会学者橋迫さんと蒲田のツイートログ2 - Togetter
http://archive.today/5fOEd
夢幻泡影 - アーカイブ
- 「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」に関する橋迫氏の憶測が解決したログ - Togetter
http://archive.today/Y1zld - 「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」に関する橋迫氏の憶測が解決したログ (2ページ目) - Togetter
http://archive.today/Qnybj - 「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」に関する橋迫氏の憶測が解決したログ (3ページ目) - Togetter
http://archive.today/MUKNK - 「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」に関する橋迫氏の憶測が解決したログ (4ページ目) - Togetter
http://archive.today/dTth9
もしHPVvがフェミニスト案件になるなら、男も注射してリスクを平等に分け合いましょうという話にしかならないんじゃないかしらね。私は母親のシャドウワークとしてのワクチン決定を無視するのはどうか、という意見を出したけどそれも一蹴されたし、今さらフェミニストはお呼びじゃないっしょ。
— MizuhoH (@_keroko) 2020年4月2日
社会学とワクチンは関係ないのに無理矢理くっつけて「われわれ」の邪魔をしてる、という思い込みをまさか本当にしてるとは思って…たかな。自分の背負ってるイデオロギーを自覚すらできてなかったとはね。
— MizuhoH (@_keroko) 2020年4月20日
最強なのは恥も知らない、ダメなことがわからない人間なんですよね、結局。
— MizuhoH (@_keroko) 2019年3月15日
つづく
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