ケロんちょ大将軍はスピリチュアル・ドリーマー

鏡に向かって荒ぶる猫を嗤う事無かれ!!

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HPVワクチンと Mizuho.H 氏 第10回

ディズニーで有名な白雪姫の寓話は、ご存じの方も多いと思います。さわりの部分だけ要約してみます。

女王が窓辺で裁縫していたとき、指を針で刺し、血が雪の上に落ちた。雪の上の血の赤が美しく思えた女王は「雪のように白く、血のように赤く、窓枠の黒檀の木のように黒い。」子供が欲しいと思った。

女王は出産の時に亡くなったが、白雪姫が生まれた。

王は、美しいが、嫉妬深い別の女性と結婚した。

新しい女王は魔法の鏡を持っていて、しばしばその前に立って尋ねた。「鏡、壁の鏡、この世界で誰が一番美しいですか?」

鏡は答えた。「女王さま、あなたが一番美しいです。」

女王は鏡が決して嘘をつかないことを知っていたので幸せだった。

The Magic Mirror in Snow White - Nancy van den Berg-Cook, Ph.D.
https://www.cgjung-vereniging.nl/home/files/nancy_vd_berg.pdf

今回のアーティクルでは、橋迫瑞穂氏がスケープゴートとして利用している、あの整体師について検討してみます。

治療構造の視点から

心理療法においては治療構造を守るということが常識になっていると思います。治療構造というのは、治療者とクライエントとの間で、特に「時間」「場所」「料金」の枠組みを決めて互いに遵守することをいいます。

例えば、心理オフィスK のサイトでも、実際の精神分析的心理療法を行っていく枠組みとして、頻度、時間、料金、部屋の配置などの形式を決めること、とさりげなく紹介されています。 あっさりと言及されているのは、心理療法においては治療構造を守ることが、あまりにも当たり前のことになっているからかもしれません。
(リンク先を【 精神分析的心理療法 | 心理オフィスKカウンセリング 】から変更しました。2021-01-03)

精神分析的心理療法における外的構造について | 心理オフィスK
https://s-office-k.com/news/archives/225

また、心理学者の河合隼雄は著作の中で、この治療構造の重要性について次のように述べています。

普通の常識に従えば、他人を援助しようとするものは、時間と場所などにかかわらず、そして、報酬にもこだわらずに行為するのが当然と思われる。そして、心理療法の創始者たちは、そのような常識に従って、しかも、極めて献身的に行動してみて、その非を経験的に知ったのである。

面接場面を限定せず(ここでは場所だけではなく、時間や料金等も含むと思われる:注ブログ管理人)、分析家が被分析者に会うとき、そこに感情転移という困難な状況が生じることに、彼らは気づいたのである。すなわち、分析家の方は特別な感情を抱いていないのに、被分析者が分析家に対して恋愛感情や、激しい愛憎の感情を抱き、それに基づいて行動するのみならず、分析家の方もそのような感情を抱いているものと断定してしまうことがよく生じるのである。

(中略)

せっかく一生懸命に世話をした非行少年に憎しみの感情を向けられて、それを「裏切り」と思って怒ったり、登校拒否の高校生を訪問し、散歩して話合うことを続けているうちに恋愛感情をもたれてあわてたり、このような例は枚挙にいとまがないのである。

(中略)

料金を払うことによって、クライエントは気がねすることなく、自分の意思や感情を治療者の前に表現することが出来るのである。とくに、我が国では対人関係において「気がね」をする人が多いので、料金徴収の意味は大きいと思われる。

8章 心理療法における場所・時間・料金について P.98-99, P.107-108 [旧版]心理療法論考 河合隼雄
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784422115610
書評『新版 心理療法論考』桑原知子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sandplay/27/1/27_113/_pdf(PDF書類)- J-Stage

一般的には対人援助にあたる人には、無償かつ無制限の奉仕を求めがちですが、対人援助職に就く者が安易にその求めに応ずることは、必ずしも良いことばかりというわけではなさそうです。

河合隼雄の著作の例に出てくる「転移」というのは、過去に思い入れの深かった人や出来事にまつわる感情を、他の人に対して向けてしまう現象で、対人援助職と被援助者との間では、幼児期の親子関係が再現・反復される傾向があるとされているようです。

転移 | 精神分析学 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/精神分析学#転移

患者が医療者に職域を超えた過大な期待を抱き、それがかなえられないとなると、一転ネガティブな感情を表出するようになったりすることを、医療者の中には経験している人がいるかもしれません。

また、世話をした非行少年に憎まれて怒りの感情が出てくるといった例が挙げられていますが、これは「逆転移」といって、一般的に援助する立場にある者は、自身の「逆転移」の感情に自覚的であることが求められます。

逆転移 | 精神分析学 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/精神分析学#逆転移

転移や逆転移は対人援助の場においては、どうしても生じてくる感情なので、時間や場所を決めて枠組みを作ることで、日常には持ち込ませず、非日常の枠組みの中だけで昇華していく。そうすることが、援助者を守るだけでなく、被援助者をも守ることに繋がっていく。そういうことなのだと思います。

上記は、もっぱら心理療法における「治療構造」の話をしてきましたが、身体を診る治療者にとっても、必ずしも無関係とはいえないことをこれからみていこうと思います。

以下は、橋迫瑞穂氏がよくスケープゴートとして、引き合いに出している整体師・カイロプラクター・オーソゴニスト・柔整師「林碩虎」氏のツイートです。

尚、拙ブログが、これまで林碩虎氏のことを殆ど取り上げてこなかったにもかかわらず、(恐らくは橋迫瑞穂氏の根拠のない妄想に由来する)林碩虎氏を擁護するためのブログであるとの誹謗中傷がなされています(サンプルツイート)。橋迫瑞穂氏が岩永記者のヨミドクターの記事のことを林碩虎氏を宣伝したと言いがかりを付けていましたが、拙ブログでも林碩虎氏の宣伝と受け取られ、あらぬ言いがかりを付けられることのないように、当初、実名を出す予定はありませんでした。しかし、拙ブログに便乗して林碩虎氏の宣伝をしようとした者が現れたために、それも意味がなくなってしまいました。従って、これ以降、拙ブログでは林碩虎氏と呼称させていただくことにします。
24時間365日、母娘の不安や心配の解消の為にメールや電話を即座に反応してきました。夜中の3時でも。

林碩虎氏の治療の特徴の一つに、患者とその保護者の不安を解消するために電話やメールでの相談に応じるというものがあります。心理的因子が関わっていると疑われる症状に対しての治療的配慮のつもりなのでしょう。> 24時間365日(略)夜中の3時でも。即座に相談に応じるとありますね。

無制限に夜中から早朝まで相談電話や指導をやっているその費用換算も入ってます。

そして、そのことが高額であるとして、しばしば批判の対象となっている初期費用の根拠のひとつでもありました。> 無制限に夜中から早朝まで相談電話や指導をすることを見込んで初期費用の設定をして、あらかじめ患者からその料金を徴収していたのですね。

真夜中の3時過ぎに出る必要があるでしょうか?

は?

真夜中の3時過ぎに出る必要があるでしょうか?

は?

>> 真夜中の3時過ぎに出る必要があるでしょうか?

は?

ここに林碩虎氏の抱える問題のひとつが端的に表されています。そもそも、ひとりの施術者で24時間365日、複数の患者の電話やメールの対応等が出来るわけがないんです。

赤ヒゲか人情派を気取ったつもりかどうかは知りませんが、高額な初期費用の見返りに、24時間365日対応などと実現不可能な大風呂敷を広げ、病気の子どもとその保護者に期待させておいて、都合が悪くなったら、夜中の3時に電話に出る必要があるでしょうか?と無責任に突き放す。

これでは反発を受けない方が不思議です。

治療構造を設定しないが故に、結果的に支払われた初期費用に含まれていたはずの相談の約束を反故にする。そして、患者に反発されれば、自身のあり方や治療構造に問題がなかったかどうか検討することなど一切なく、あたかも患者側に非があるかのように振る舞う。これは、ど素人のやり方です。

河合隼雄は著作の中で料金を払うことによって、クライエントは気がねすることなく、自分の意思や感情を治療者の前に表現することが出来るのである。としていますが、林碩虎氏のケースでは、これは当て嵌まりません。

24時間365日対応とはいっても、林碩虎氏がトイレにも行けば風呂にも入るし、お酒を飲みに行くことがあることも、患者やその保護者は十分承知しているはずです。時間を区切らないでいることが、却って、林碩虎氏のプライベイトへの干渉を避けるために余計な遠慮を生む可能性はおおいにあるでしょう。

限定された時間が区切られているからこそ、その時間に限っては援助者の私生活に遠慮すること無く相談することができるものなのです。

もし、深夜早朝に限らず時間を区切らずに相談に応じることが必要な症状なのだとしたら、時間外料金を設定して、相談に応じた都度、後から特別料金を徴収するようにすれば良いでしょう。

深夜や早朝に林碩虎氏に向けられた相談の打診は、そうした患者やその保護者の心のハードルを越えて行われたものだと仮定したときに、その期待が裏切られたときの失望や怒りは察するに余りあります。患者やその保護者の不安を解消するため、いつでも相談できる対価として、高額な初期費用を徴収していたにも拘わらず、>> 真夜中の3時過ぎに出る必要があるでしょうか?

こ れ は 酷 い !!

相談に応じた対価として都度後払い徴収するのではなく、いつ何時どれくらいの頻度でなされるかも分からない時点でまとめて先払いで初期費用として徴収している点も、問題を生じさせる原因でしょう。

施術費の高低はそれ程問題ではないと思います。そもそも、自費治療なので、治療費は施術者が自由に設定することが可能です。料金と見合わない施術しか出来ないのであれば、その施術者はやがて淘汰されていくでしょう。

林碩虎氏の抱える問題のひとつは、初期費用の高額さではなく、その初期費用の根拠のひとつである相談料・指導料の治療構造の設定のいい加減さから発生した諸問題と、それに対する林碩虎氏の自覚のなさにあると私は考えています。

そうして、更にもうひとつ付け加えると…

これまで、このブログで観察してきた人物と、とてもよく似た何かを感じます。
自分のことは24時間365日、無制限に夜中から早朝まで、患者のために相談電話や指導をする親切で熱心な施術者とアピールしたツイートの直後に、真夜中の3時過ぎに出る必要があるでしょうか?と、患者・家族の非常識ぶりを印象づける。
被害者ポジション & 印象操作
尚、橋迫瑞穂氏は 8万円の治療費高額である と、盛んにアピールし、岩永記者や医師への批判に利用していました。まるで毎回、8万円もの高額な治療費を徴収しているかのような言い草ですが、 これは橋迫瑞穂氏得意の印象操作であって、あくまでも初期費用として設定されているものです。 私はある患者親子の情報を得ることができましたが、橋迫瑞穂氏の主張とはずいぶん印象の異なるものであったと申し添えておきます。 また、金額も8万円ですらありませんでした。
バズフィードの岩永記者への私怨を晴らすためのスケープゴートとして利用するために、印象操作を用いて悪いイメージを殊更強調して植え付けようとする。結果として、代替医療の、というよりも林碩虎氏にまつわる毀誉褒貶の正体は一体何なのか、といった本質は橋迫瑞穂氏のエゴの為に闇の向こうに葬り去られてしまうことになります。
薬剤師という肩書きの左翼活動家が「医療社会学」などとボケていましたが、全く笑えませんね。
もういい加減、社会学に『』と付けるのを止めたいですね。騙される人々があまりにも憐れです。
ここまで混乱した原因の検証と反省も盛り込まれているのだろうか。特にジェンダー学など社会学の見地からの検証、批判は必要だろうと思う。
社会学とワクチンは関係ないんだそうですよ?プロパガンダに利用できなくなって残念でしたね。この機会に自分の背負ってるイデオロギーを自覚してくださいね。市民社会フォーラムにょろ氏。

では、何故、林碩虎氏は出来もしない実現不可能なことがわかりきっている24時間365日、夜中の3時でも即座に相談に応じる等と、大風呂敷を広げたのでしょうか?

それは林碩虎氏が自分自身の能力を実際よりも過大に評価しているためではないだろうか?と、私には思われてなりません。私がそう思うに至った理由をこれから記述していこうと思います。

反ワクチンの時代

林碩虎氏が、かつて、ワクチンや向精神薬に否定的な立場からの発言を繰り返していたことはよく知られているところです。俗に「緑バイク」と呼ばれるアイコンのツイッターアカウントの時代です。その頃のツイートで、特にアーカイブが残っていたものを2つ貼り付けてみます。
【サインバルタ】これが 子宮頸がんワクチン 副作用患者には 効かない理由、 医師なら解ろうもん。 意地で 飲ませ続けた結果、 悲惨極まり無い経過を 辿っている方を 知っている。 - CHIRO-ZX12R (@CHIRO-ZX12R)
厚労省に昇っている子宮頸がんワクチン副反応は約2500人。”普通”の感覚ならば、異常事態、緊急事態でしょうに。何故、廃止、中止にならないのですか?被害を受けた子供の前で答えて見れば良いよ、”寄り添う方々”。 - CHIRO-ZX12R (@CHIRO-ZX12R)

この頃の林碩虎氏のツイートログは他にもまだまだあって、それらと比べると、ここに提示したツイートは、比較的穏当な部類に入ります。

1番目のツイートでは、サインバルタがHPVワクチンの副反応には効かない理由は医師であるならば解るはず、と含みを持たせています。その含意は、自分にとっては自明のことだが、それが医師には理解できないから患者にサインバルタを飲ませ続けて、悲惨な経過をたどっている、ということになるのでしょう。

念のため、申し添えておきますが、サインバルタがHPVワクチンの副反応と主張している方々の症状の適応となるかどうかはわかりませんが、適応となる症状に対しては高い効果の割に副作用の少ない、現時点ではとても優れたお薬だと私は思います。また、サインバルタを服用し続けたことが原因で、悲惨なことになるというのは、ちょっと考えづらいというのが私の感想です。

2番目のツイートがなされたのは、日本標準時では2015年05月05日(火) 12:43です。名古屋スタディの調査結果(速報)が出たのが、2015年12月中旬であったことを考慮すれば、この時点でHPVワクチンに否定的な見解を表明していたとしても、やむを得ないだろうと私は思います。

そして、何があったのかは分かりませんが、この緑バイクアイコンのツイッターアカウントは、2015年後半から年末までの間に閉じられてしまいます。

次に林碩虎氏がツイッターに登場したのは、2018年03月です。今これを記述している2020年08月現在、非公開アカウントになっているため、ツイートを閲覧することはかないませんが、この頃には、ワクチンに否定的な立場からの発言は全くなくなっていたと、私は記憶しています。

この間に何があったのでしょうか?

結論を先に述べてしまいますが、私は林碩虎氏とって、HPVワクチンが有害であるとか、そうでないとかは、取るに足らない些細なことであって、他にもっと重要な関心事があったのではないだろうかと思っています。

5年後、10年後にも活躍できる場として何万人もいる
起⽴性調節障害の治療に シフトしたほうがいいと思います
ワクチン副反応の⾃律神経症状と酷似している症状だから
先生には治せますよね︖︖︖と何度も聞いて
起⽴性調節障害の⽅々のブログに読者登録をどんどんとして(笑)
種をまいていきました
2015年に最初の方とのメールのやりとりで先生に繋いでからもうすぐ2年ー
メッセージやメールのやり取りをしたのは一桁の人数ではありません。充分恩返したつもりです。

 

ピンチはチャンスにかわるはず | 三回目の高校一年生から大学生になった娘の記録 ”ピンチはチャンスに変わるはず!!
https://ameblo.jp/kokoronote96/entry-12290762865.html

上記に引用したのは、林碩虎氏のかつての患者であった方の保護者のブログです。2015年頃から、HPVワクチンの副反応の治療から起立性調節障害の治療へと徐々にシフトしていっている様子が記述されています。

そして、2020年07月に作成された林碩虎氏の新しいアカウントからのツイートが以下です。林碩虎氏もかつてワクチン薬液有害説を大袈裟に唱え事態混沌化に一役買っていたはずなんですけど、人ごとのように語っているところが何ともはや…

ご自身でセルフ・リツイートしていますから、強調したかったのですね。

ただ、本当に必要なのは、上記のような誰に向けてのものなのか分からない自己保身の為の言い訳ツイートではなくて、かつて、彼の影響を受けてワクチンを忌避したかも知れない置き去りにされた人々に向けて、もし自分のせいでワクチンを忌避していたのなら申し訳ないが、今からでも是非受けて欲しい、と真っ先に呼びかけることなんじゃないですか?

はたして、かつての林碩虎氏の影響を受けて、今でもHPVワクチンに不信感を持っている人は、今の彼の言動を素直に受け入れる気になるでしょうか?

林碩虎氏は、一体何のために、HPVワクチンの副反応とされている症状の多くは、起立性調節障害や身体表現性障害と呼ばれる症状であり、快方に向かう可能性があると主張しているのでしょうか?

緑バイクアイコンの頃は、反ワクチンを主張することによって自分にとっては自明のことだが、それが医師には理解できないと自分自身の能力の高さを誇示し、次のツイッターアカウントからは、起立性調節障害を治療できる施術師として、自分自身の能力の高さをアピールできるので、反ワクチンである必要がなくなったのだと思います。むしろ、反ワクチンの立場でいることは、医師から自分の能力の高さを認めて貰うためには有害でさえあったでしょう。

要するに、一見、HPVワクチンに否定的な立場から、肯定的な立場に180度華麗な転身を果たしたように見えますが、その本質は、実際よりも過大に評価している自分自身の能力の高さを盛んにアピールし、自己評価と他者からの評価との乖離を埋めようとしていることでは終始一貫しているように私には思えます。

それは白雪姫の継母が、毎日毎日、強迫的に、魔法の鏡に向かって世界で一番美しいのは誰か?と問い続けなければならなかったことに似て、自分自身の妄想の中だけにいる高い能力を持った自分を他者に問いかけ続ける虚しい作業だったようにもみえます。

嘘をつく鏡

林碩虎氏はアメーバブログにアカウントを持っていて、ほぼ毎日、日に2度3度と(!)記事を更新しています。(尚、2020年4月以前の記事の殆どは既に削除されています)

一日のうちに何度も記事を更新し続けるって凄いと思いませんか?

そこには、林碩虎氏がどれだけ凄い施術家であるのか、他の医療者や代替療法家には分からないことを、当然のように知っていて(氏が時折、「当たり前ですが」というキーワードを挟んでくるのは、こういう意味が含まれている為だと思います)、どんな素晴らしい医療者に自分は認められているか。といったことが、切々と綴られています。

患者に向けて医療情報を提供するためのブログというよりは、自分礼賛の記事を更新し続けることで、強迫的に自分に向けて自分の能力の高さを確かめずにはいられない、魔法の鏡に自分の美しさを問いかけ続けた白雪姫の継母のようだ、という感想を私は持ちました。

ただ、白雪姫に出てくる魔法の鏡は絶対に嘘をつかない為に、殺害したはずの白雪姫がまだ生存していたことが判明してしまいますが、アメブロという鏡では、問いかけた者の望み通りの答えしか返ってこないために、いつまでたっても本当の姿に気づけないという決定的な違いはあります。

林碩虎氏が、自己を過大評価していたと思われる例を挙げてみます。

明日か月曜日に本省に来れないのかと。突然言われても。何かあるんでしょうか。 CHIRO-ZX12R (@CHIROZX12R)
子宮頸がんワクチン副反応から快復した事実を厚労省や協力医療病院から呼び出されて聴取されるかも知れません。その時は苦しむ被害者らの為にご協力を。 CHIRO-ZX12R (@CHIROZX12R)

上記のスクリーンショットは、2015年03月末の緑バイクアイコンの頃のものですが、HPVワクチンの副反応とされる症状を回復に導いた件で厚生労働省、それも霞が関の本省に呼び出されたとツイートしているのだと推測できます。

本当でしょうか?

もし、本当にそのような事実があったのだとすれば、林碩虎氏のこれまでの言動から推測して、HPVワクチンの件で厚生労働省の本省で話をしてきたと猛烈にアピールをするはずだと思うのですが、そのような履歴を確認することは出来ませんでした。

ひょっとすると、林碩虎氏は自分の事を、厚生労働省本省に呼び出しを受けてもおかしくない程の重要人物であるとの思い込みがあり、それが何かをきっかけに、厚労省から呼び出しを受けたという錯誤に結びついたのかもしれません。

もうひとつ、2018年11月に新宿ネイキッドロフトで開催されたイベント『ここが変だよ「反ワクチン」徹底分析!」』に、林碩虎氏が主催者から招待されたと主張し、それに対して疑問の声が上がったことがありました。

上記のツイッターでのやり取りから、どうやら、主催者が林碩虎氏をイベントに招待したという事実はなかったようです。

しかし、これなども、先の厚労省へ呼び出されたと主張していた件と同様に、林碩虎氏が自分自身のことを、ワクチンイベントに招待されてもおかしくはない重要人物であると認識していて、それが何かのきっかけで主催者からイベントに招待されたという、限りなく妄想に近い錯誤を生んだのではないだろうかと、私には思えます。

誇大妄想 - 脳科学辞典 https://bsd.neuroinf.jp/wiki/妄想#誇大妄想
誇大妄想 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/誇大妄想

公正を期すために、この件に関する林碩虎氏の主張を以下に引用します。林碩虎氏によると、鈴木エイト氏は林碩虎氏を反医療、反ワクチンの教祖として嵌めようとしたということらしいです(棒)。

どちらの言い分が信用に値するのか、ここで言及するまでもないと思います。

お酒に酔って気が大きくなり大言壮語する人をイメージしていただきたいのですが、人はその時々の精神状態によっては、平気で事実と異なる事でも言ったりすることがあります。

自惚れのあまり、気分が高揚 OR 躁転 OR 気が大きくなって…、理性の歯止めが効かなくなり、あらぬこと口走ったりすることもありえますが、未来をより良きものへ変えようと努力するのではなく、都合の悪い過去を消去改変することで済まそうとする者には、未来など望むべくもないのは言うまでもありません。

次に、林碩虎氏が持つ、そうした過剰な自信が施術にもたらす効果について検討してみましょう。

嘘をついている人は、表情や仕草に不自然さがおのずから出てくるものです。

しかし、林碩虎氏の場合は、自分自身に実際以上の能力があるのだと、心から信じ、思い込んでいるのですから、それが自然と自信のこもった声音やしゃべり方や身の振る舞いに現れているであろう事は想像に難くありません。

患者・家族がそうした施術者に強い信頼感を寄せたとしても不思議ではありません。

イエスが病んだ人に対して語る言葉で大変示唆に富むものとして、次の言葉が挙げられる。

「娘よ、あなたの信頼があなたを救った」

「信頼」は、共同訳では「信仰」になっているが、原語のピスティスは体全体で心をかたむけて信頼するというニュアンスが強い言葉のようである。つまり、病んだ人がイエスに対して心から強い信頼感を抱くという情動に裏打ちされた態度こそ、癒しの過程に決定的な意義を持つことをイエスは説いている。

プラセボ効果の吟味と精神療法の再評価
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1150080887.pdf
力強く自信に満ちた施術者が行う指導や施術には、患者を快方へと導く力があったことはまちがいないでしょう。
しかし、誠実さを持ち合わせることなく、傲慢さと過剰な自信によって得られた信頼が長くは続かないことを、林碩虎氏を取り巻く毀誉褒貶が物語っているのです。

真実を映しだす鏡

ブログから離れた理由は保護者間のトラブルと書きましたが
一番悲しかったことは

このTwitterの大学生を私の子供だと勘違いされているようだったからです
https://mobile.twitter.com/p_ie26

しかも治療していた末っ子ではなく
無関係の次女だと

(中略)

当時 もめた方に確認したら

なんと
リン先生本人が言い出したことだと

すごくショックでした

保護者間での勘違いだとばかり思っていたら
お互いの誤解は
先生から発信された情報だったのです

 

引用文中のリンクはブログ管理人によるもの

もう一度書きはじめた理由① | 三回目の高校一年生から大学生になった娘の記録 ”ピンチはチャンスに変わるはず!!
https://ameblo.jp/kokoronote96/entry-12353636001.html
またまた恒例の日本ブログ村の不正操作(笑) @FzZqv6C150TbRbd

 

不正操作などできますか???

いいねと思える記事や応援したいという気持ちがあれば
ランキングを押すシステムです
私のブログは所詮500ほどのアクセスです

数千単位の先生のブログのポイントが少ない理由は何故なのか??
ひょっとしたら批判文章とそうではない時を
ご自身で比べてみたりすればいかがでしょうか??

 

どなたか教えてくださーい | 三回目の高校一年生から大学生になった娘の記録 ”ピンチはチャンスに変わるはず!!
https://ameblo.jp/kokoronote96/entry-12369672969.html
拙ブログをよく読んでくださっている方には多くを語る必要はないと思います。上に引用したブログには林碩虎氏の被害妄想に巻き込まれて困惑している様子が綴られています。
まるで、岩永記者からの被害を執拗且つ大袈裟に訴え、ツイッターアカウント産婦人科医氏に相互でもないわたしのところに突撃してきて余計なことを言うなといきなり言ったと恨みを抱き、執拗に誹謗中傷を続け、ナカイサヤカ氏率いるえるかふぇが私のデマをツイッターで流しまくっているとの妄想を垂れ流し続けるあの人

拙ブログ管理人のことを、吉村レディースクリニック院長と思い込み、宮崎県の弁護士事務所に依頼して強迫的且つ強要を迫る内容証明郵便を吉村レディースクリニックに送付させ、弁護士から受任業務を早々に終了されたにもかかわらず、そのことをもってして「弁護士沙汰」などと珍妙な呼び方をし、更に他の人への脅迫に利用し続けているあの人

ほんとは怖い大人の童話『怪しい寄り添い屋』
https://yoshimuraladiesclinic.everyday.jp/2020/02/03/yorisoi/ (Wayback Mashine)
そっくりです。

橋迫瑞穂氏が林碩虎氏をスケープゴートに選んだのは、林碩虎氏が悪役としてのキャラクターに相応しかっただけではなく、橋迫瑞穂氏が無意識の奥深くへと押し込んで見ないようにしてきた橋迫瑞穂氏の影の部分を映し出し、投影して見るには、林碩虎氏は鏡として適任だったからなのではないでしょうか?

投影 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/投影

プラントハンター達へ

林碩虎氏が氏の治療経験を他の人々と共有しようとするのは、不定愁訴に悩む人々にとっても望ましいことです。

これから、林碩虎氏のセミナーを受講しようとする人は、これまでみてきたように、林碩虎氏が自分自身の能力を実際よりも過大に評価していて、その為に認知が相当程度歪んでいることはあらかじめ覚悟しておくべきです。

林碩虎氏の語る言葉をそのまま受け取るのではなくて、自分のこれまでの知識と経験で翻訳し、必要なところだけを取捨選択し、再構築し直す、知識の足らないところはゼロから文献にあたって確認する等の作業は必須となるでしょう。

特に、林碩虎氏による患者とその家族に対する心理面での解釈を鵜呑みにしてしまうと、誤った先入観を植えつけられ、治療にはマイナスに作用する可能性があると思います。

患者の心に介入し治療しようとする時、治療者自身の心のあり方を常に問い、また問われ続けるのは当然のことです。そして、それは容易に実現できることではありません。

治療上、患者心理への介入が必要と判断した場合には、安易に踏み込んだりせずに、患者を心理専門職へ紹介するようにしてください。

上のプロフィール画像は、林碩虎氏の被害妄想と、彼の言葉をそのまま鵜呑みにして被害妄想に取り込まれてしまった人達の象徴となるものです。

彼らの轍を二度と再び踏むようなことがあってはなりません。

 
Kitten battles reflection in the mirror - YouTube